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定年も近くなると、やっぱりいいものやおいしいものを
食べたりしたくなるわけですが、どうもここ最近続く
偽装と不正の数々には、さすがにあきれ果ててしまいます。
白い恋人、赤福はもとより、先月は名古屋コーチンも
ニセモノが多いと言われたばかり。
そこへきて今回の比内地鶏。
薩摩地鶏や名古屋コーチンと並んで、日本三大地鶏に数えられる比内地鶏。
比内鶏は縄文時代以前から比内地方(現在の秋田県)に存在した、日本固有の種。
本来、日本各地の地鶏は、「東南アジアや中国などの近隣諸国から渡ってきた鶏が、
自然交配して形成されていった」と言われるからこそ、比内地鶏が
希少なわけです。
「歯ごたえはあるが加熱しても固くなり過ぎず、肉の味が濃い」
「濃厚な脂の旨みがある」などが、比内鶏の特長。
「比内地鶏」と偽って廃鶏(畜産)を使うという偽装が発覚しましたが、
廃鶏そのものは加工肉用に利用されていて、なんら違法ではないものの、
食感は硬く感じられるのを逆手にとって、「この硬さが比内地鶏の特徴です」
と断り書きを入れる入念な偽装だったとか。
定年後は、いいものをゆっくり食べて、人生を楽しもう…
なんて思っていても、もはやこの日本は、なにもかもが
不正と欺瞞に満ちているように感じてしまいます。
こんな日本にするために、定年まで頑張ってきたわけじゃないんですけどね。
明日から食べるものも、いろいろ考えてしまいそうな事件です。
▼これは本物の比内地鶏?
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